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切断—男らしい(?)カミさんの即断

 昨日の記事でふれた「トラブル」ですが、渋川駅から電車に乗る直前「ちょっと指が痛い……」というカミさんの一言が始まりでした。指を見せてもらうと(起床後、まだ指がむくんでいるに指輪をしたので血流が止まり)少し腫れていました。
 時間が経てば、むくみがとれて大丈夫だろうとカミさんは軽く思っていたようですが、それは甘い考えでした(カミさんも私と同様に群馬にきてからの一年半で数キロは成長(?)し、指も以前より太くなっていたのです)。
 電車に乗って10分もたたないうちに指は赤く腫れ上がり、指輪の直径より二周りは太くなっています。カミさんは男らしく(?)“ 指輪を切る ” と即断したようで「指輪を切るのって、消防署かな?」と訊いてきましたが、私も知りません。高崎に着いたら用事は後回しにして、まず高島屋の宝飾品売り場へ直行。事の次第を店員に説明すると「ウチには切る道具がないので、消防署へいってみてください」。
 駅前の派出所で消防署の場所と電話番号を教えてもらい、電話で切断できることを確認し、タクシーで高崎中央消防署へ向いました(カミさんはかなり辛そうです)。中央消防署は駅から西に向い、市街をぬけて烏川を渡ったところにあり、料金890円、所要時間は10分でした(距離にして約2Km)。切断—男らしい(?)カミさんの即断_c0141253_0373217.jpg
 消防署(左写真)に入いると、署員がペンチの先に丸いカッターがついたような道具を持ってきました。カミさんの指を見て「大分腫れてますね、切らないと無理かな(指は電車の中で見たときよりも腫れて薄い紫色に変色していました)、でも指輪は後で修復できますから……」と言いながら、指と指輪の間にその道具をこじ入れて固定し、指輪を切り始めました。時間にして5、6分だったでしょうか、あっけなく指輪は切れました(指が楽になってカミさんは安堵の表情)。
 お礼を言って帰りのバス停を尋ねると「署を出て南に行った所にありますが、本数が少ないので……、時間があるなら歩いてみたらいかがですか。天気もいいしキレイな花がたくさん咲いていますよ」という返事でした。
“こんなことがなければ歩くことがなかった道 ” を散歩しながら市内まで歩きました。消防署員の言ったとおり道にはキレイな花がたくさん咲いていました。
 市役所の近くまで戻ってきたので万歩計をみると6623歩(家を出てからの歩数を含むので)、消防署から市内までは大体5000歩ぐらいでしょうか。切断—男らしい(?)カミさんの即断_c0141253_0355370.jpg
 それから用事を済ませ、食事と買い物をして帰ってきましたが、家に着いたら万歩計を見るのが楽しみでしかたありませんでした。万歩計の数字は10279、装着後初の一万歩突破です(私より運動不足のカミさんはかなりへばっていましたが、指輪を切ったことのショックではなく、単に歩き疲れたようです)。

                  烏川にかかる和田橋から見た高崎の街


 抜けなくなった指輪を切断する話を聞いたことはありますが、まさか自分たちがその立場になるとは思ってもみませんでした。
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           切断した指輪(左)と10279の数字が表示された万歩計

by pukichi3 | 2009-05-17 00:36 | デキゴト