吾妻渓谷遊歩道は心が折れるハイキングコース(東吾妻町)
きょうも夕方から激しい雷雨。たたきつけるような雨が降っています。家の前の道は川状態、雷は近くで鳴っています。
ブログの更新をしようとしていたら、
「ガラガラガラ! ドッシャーン!!」
と家が揺れるような落雷の音。ビビってチビリそうになりました。そしてパソコンの画面が真っ暗に……停電です。
5分ほどで復旧、更新を再開します。
昼間は天気がよく、仕事が一段落したこともあって吾妻渓谷までドライブしてきました。
吾妻渓谷は上毛かるたで「耶馬渓しのぐ吾妻峡」と詠まれている景勝地。最近では建設中止で日本中に知れ渡った八ッ場(やんば)ダムの予定地でもあります。
ここは遊歩道なんかじゃありません。アップダウンが激しいうえ、人が一人通れるだけの “ けもの道 ” のような細さ。足場も悪く、片側は急斜面の谷底。足を滑らせたら……そんな道を30分ほど歩きました。
滝からさらに70mほど急な上り坂を進んだのですが、まだまだゴール(鹿飛橋)は見えません。
延々と細い道(ほとんど上り坂)が雑木林の中を続いています。他の観光客は誰もここまできていないようで、あたりは「しーん」と静まりかえっています。この静寂が不安感を呼びました。
「このままじゃ、途中で動けなくなるかもしれない。こんなところで遭難したくないし……」
普段ならもうちょっと頑張ろうと思うのでしょうが、今回は私も心が折れました。カミさんも限界の様子なので、来た道を戻ることに。それでも「行くも地獄、戻るも地獄」です。
コースを歩いている時、ほとんど渓谷は見えませんでしたし、カミさんは「もっと早い時点で引き返せ!」と烈火のごとく怒っています。ホント参りました、約1時間、ヘトヘトに疲れて歩いた距離はたぶん1.5kmくらいでしょう。
遊歩道なんだから、もう少し歩きやすいように整備してほしいです。←遊歩道→、足もと注意の看板は数カ所で見ましたが、距離がまったくわかりません「鹿飛橋まで○○m」といった距離を示す標識は必要だと思います。
私は二度と行かないと思いますが、一度歩いてみたいと思う方、ちゃんと山歩きの支度にそれなりの覚悟をしてからハイキングコースに入ってください。ナメてかかるとひどいめに遭いますよ。普通に渓谷を見たい方は国道沿いの散策歩道をオススメします(車の交通量が多く、排気ガスが気になる欠点があります)。
私が作った吾妻渓谷の簡単な地図です。クリックすると拡大できます。
by pukichi3 | 2010-07-28 20:24 | 散歩・ドライブ